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カカオフィズ

Category: SS > CapricE  
ダグジョゼお付き合い記念その②
所謂告白編

ちょいちょい追加してる部分はありますがギルドひとことで起きた出来事
嗚呼、シュヴァがスパーン!されたところは空気的な意味で割愛しております

折角のいい空気をギャグに持って行く男!

タイトルは、まあ…あれですよ、カクテル言葉ってやつ
どれにしようか随分悩んだんだけどねえ

カンパリオレンジ、スクリュードライバー、ドライマティーニ

ジョゼ的にはカンパリオレンジかもしれない。


台詞で出演頂いた方(敬称略)

咲耶、リラ、ユキ、黄砂羅

安定…(もう言わない




周りの押しがなければ、早々こうはならなかっただろう

元より、芽生えた感情を押し殺す必要性があったのかどうかは分からぬ

ただ――…

引いていた一線を越えた瞬間の妙な擽ったさ
普段見慣れている筈の顔であるのに、直視出来なかったのは事実だ


【カカオフィズ】


ぐっと背に感じる圧、小さな掌から伝わる温もりに振り返れば
白い耳をピクピクさせリラが懸命にぐいぐいと体重をかける

ジリジリと迫るダグラスとの距離

「…何をしておるのだ?」
「好きな人の近くには居たいものかと思いまして」
「わ、私はただ知識量を認めているだけで――…!」
「ん?認めてくれてんのは頭だけか?」
「……何を言っておるのだ。……まあ、見目もよいと思う、ぞ」

尚も背を押し続けるリラの表情は無垢そのもの
反応を楽しんでいるかの様にダグラスは顎に手を添えて微か口角に笑みを浮かべる

じりじりと縮まる距離はリラを押し返せばどうにでもなるだろう
それを拒まぬ私は、その後押しに少しの願いを込めていたのかも知れない

「…ふーん」
「なん――…」

射抜くような真っ直ぐな視線
ゆっくりと動いた唇が空気を震わせ音となり耳にするりと入り込む



「俺はお前の芯の通った真面目なとこ好きだけどな」


「なっ――……」


思わぬ一言に狼狽え、顔を逸らし冷静に――…と高鳴る鼓動を抑える


今迄感じた事がないほどの火照り、指先がじんわりと熱い
その様をじっと見つめていた咲耶が色素の薄い髪を揺らし、頬杖をつく

少年特有の大きな青い眸が、私とダグラスを交互に映し、ぽつりと呟いた

「……ジョゼお姉さんがすっごい可愛いよね。」
「咲耶もそう思うか?俺もだ。」

それに同調するように頷いたダグラスに耐えられず

「……熱でもあるのでは、ないのか…」
「…熱とは随分だな、結構マジで言ってんだが…最近は可愛いとも思うぞ?」
「…っ、ダグラス、少し落ち着け…!」
「落ち着いてるし、だから言ってんだろマジだって」


可愛げのない言葉を吐いている私に尚もダグラスは追い詰めるかのよう言葉を紡ぐ
背後にいたリラはリラで胸の前で手を組み何か念じてるかのよう、ダグラスに視線を飛ばしていた



最早何がなんなのか分からぬこの状況に思考は追いつかず――…



「し…」
「し?」
「少々夜風にあたってくる…とする…!」

よもやギルド内でこうなるとも思っていなかった
ソファーで煙草を咥えたまま頬杖をついていたシュヴァリエが珍しい物を見たと言わんばかりの表情

そんな事よりも今この場から離れる方が先だと、ヒールがカツン!と音を立てる
くるりと踵を返した先でどことなくソワソワしたリラと咲耶

その2人の間を縫うように足を進め、一歩、二歩、三歩――…


「おいおい、何処行く、そんなに嫌なのか!?」

リードの長い腕が伸びがっしりと私の手首を掴む
離すまいとしたその手指の力が、自然と私の足を止めた


「…嫌な、訳ではないが――…場が場であろう…!」
「嫌な訳ではないって言ったな?」
「っ――…!」


「実際のところどうなのか聞かせてくれよ」


全て分かっている、とでもいうような眸が真っ直ぐに私を射抜く
あの頃もこういう環境で視線が絡めば言い合いなどもしていたものだが、今のコレはそれと違う

「……………」
「今は黙秘権なんて通用しねえぞ」
「…好意、は――…あるのではないか、と思う…が、此処で言う必要はあるまい…!」
「…なんかまどろっこしい言い方だな人目が気になるのか?」
「まどろっこしいとはなんだ、これでも――…」


「小声でいいから言ってみ?」


『ほら』と高さを合わせるように屈んだダグラスの指先が髪を一筋摘む
目付きが悪いだとか、そう言われるこの男の目は、吸い込まれそうな程綺麗な色をしていると思う


瞬きを一つ。


すっと伸ばした指で思いきり彼の耳を引っ張ったのは、最後の抵抗――…

『いってェ…!』と声を上げた彼を無視して耳元に唇を目いっぱい寄せ一線を越えるその一言を呟いた



『…好き。だ…』


彼の耳にだけ届いていれば十分だったその言葉に自分なりの感情を預けて


「それが聞きたかったんだよなー俺も好きだぜ、ジョゼット」


綻んだ彼の表情と、周りの空気が一気に『おめでたい』ムードに切り替わる


ターヒルは『せ、赤飯用意してよかったっ!』と赤飯を配り始め
リラはどこから持ってきたのか分からぬが花を目いっぱい撒いて喜んでいる
まるで自分の事のように――…


「……甘い空気掃除しような」

途中までは面白がっていただろう愚弟は流石に耐え切れなくなったか
勢いよくソファーから立ち上がりリラの撒いてる花を1つ1つ拾っていた


「会場予約…。衣装決め…。忙しくなるわねー」
「ケーキも焼かなきゃね☆」
「ジョゼットさんの花嫁姿、絶対綺麗です…」


各々盛り上がるギルドメンバーに公開告白なんて方向に進んでしまった事に恥ずかしさはあったものの
純粋に喜んでくれるメンバーに、これでよかったのかもしれぬ…

肩を抱き寄せられる温もりに視線を向ければ、辺りを見回したダグラスが唇に人差し指をすっと立てる
その行動に首を傾げると口角が弧を描き、掠めるように唇が触れ合った――…

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