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St. Valentine's day

Category: SS > CapricE  
ごたごたして間に合わないかと思った。尻叩けば間に合う事はよーく分かった

バレンタインチョコって高いのな
某有名所のとかなら分かるけどそんなに高いのじゃなくていいのに、とも思う
お客さんに頂いたオランジェット美味しかったです
暫くチョコは買わなくていいなぁ






チョコレートをひとつひとつ
仕切られた箱へ、出来る限り見栄えがいいように

まるでパズルのように最後のワンピース
ぴったりと嵌ったチョコレートを確認して箱を閉じた


【St. Valentine's day】


数日前から浮足立った街
今日こそと言わんばかり、擦れ違う女性の手元には恐らくチョコレートが入っているのであろう袋
普段よりめかし込んで目当ての男性が現れるのを唯々待つ


それは好意であったり憧れであったり心情は様々だ


今からでも間に合う!と客寄せをする商人の周りは人だかりで色とりどりの箱が一気に捌けていく

まるで戦場のような其処を通り過ぎ、角を曲がる
目当ての人物の家に到着し、呼び鈴に指を添えた――…



ドアが開くなり腕を掴まれそのまま引きずり込まれたジョゼットは暫し無言のまま
引きずり込んだ彼の顔を見上げる
ヒールを履いていなければ20センチ以上差のある彼は僅かに腰を折りゆったりとした動作で頬を撫でた

その指先から伝わる感情も熱も、指先にひっかけていた袋に伝わり溶けてしまいそうだと眩暈を覚える
指先が頬から唇を緩く撫ぜ煙草の香りを感じさせながら触れ合う唇

幾度となく角度を変え啄むような口付けの合間、薄く開いた唇に全てを覆われる
吐息すら食われる程の口付けに、やんわりと彼の鎖骨付近に手を添え押し返した

抗うわけでもなく離れた彼の熱っぽい眸がゆっくりと視線を落とす


「おはよう」
「…其方が先ではないのか」
「いやー、随分甘い匂いがしたからよ、つい食っちまいたくなってな」


悪びれもなく笑う彼は、エスコートするようにジョゼットの手を取り手の甲に口付けを一つ
ソファーへ座るよう促した


「お前があんまりにも会えないって予定キャンセルするもんだから浮気してんじゃねえかと思ったが」
「私が不誠実に見えるとでも?」
「冗談だ、ターヒルに言われて察しがついたんでな」
「モテていたのだからそれくらい察しがつくと思っておったが」


綺麗に片付けられたテーブルの上に紙袋を置いたジョゼットが
隣りに腰を下ろしたダグラスに視線を一つ、小さく咳払いをして紙袋から箱を取り出す

此処数週間何度となく繰り返し漸く納得のゆくものが出来たチョコレート
赤と青のリボンが交差する真っ白な箱をダグラスの膝へ乗せた


「ジョゼットからチョコレート貰える日がくるとはな」
「私とてお父様以外に用意した記憶など無いに等しい、その上――…」



『手作りするなど初めてだ』


ぽそりと零せば聞き逃さなかったようにピクリと反応したダグラスが大事そうに箱を抱えた


「このまま保存してえ…」
「食べぬのなら作った意味がないのだが」
「そりゃそうだけどよ…!レア過ぎてなんつーか…」
「折角納得のゆく物が出来たのだ、ただ――…先程ので溶けておるやもしれぬ」
「さっき?」
「…あまりにも熱が籠り過ぎていたので、な」

視線を逸らしたジョゼットに首を傾げたダグラスは、『ああ』と察しがついたように薄く笑みを浮かべた

リボンをゆっくりと解きながら蓋を開けたダグラスの眸に映るチョコレートは
何処かで購入した物を別の箱に移し替えたのではないかと思う程輝いている

センターにある真っ赤なハートのチョコレート、それを囲うように配置されたリーフやキューブ

キューブを摘まんだダグラスはそれを口に含み味わう
鼻を抜ける洋酒の香り、口解けのよいチョコレートは咥内の温度でゆっくりと溶けた


「うめぇ…甘さも洋酒も丁度いい。ありがとうな、ジョゼット」


嬉しそうに笑ったダグラスにジョゼットもまた小さく笑みを浮かべる

ハートを摘まみ暫く眺めていたダグラスはそのチョコレートを含みジョゼットの唇を奪った
暫し呆けたジョゼットの顎に手を掛け薄く開いた隙間を狙いチョコレートを押し込める


甘いカカオの香り
吐息の合間、零れ落ちる洋酒の香り

ダグラスの指先がプラチナの髪をすり抜け首筋を辿る


「…ッ」


息を飲んだジョゼットは観念したように静か、眸を伏せる
互いの舌先で解けるチョコレートの味がなくなるまで、長く長く、それは続いた――…

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Comments

お姉様のチョコォ…!これ絶対に、お姉様待つ間、玄関ウロウロしてそうと思った!わんわん!!!
うぬ、やっぱり先生の書くダグさんは、犬じゃなくて狼ですわ…イケメン…!
振り回される、お姉様もすごく良いよ!もっと振り回してくれても良いのよ!

とりあえずしっかり、全部味わって頂いた後に綺麗に元通りラッピングしてケースに入れて永久保存しますねb
…この流れなら、ちゅー以上もやってるんじゃないだろうとか思うわ
>ざっく
ダグわんわん!
RPのダグ参考にしてちょっとわんこっぽくしたつもりだった!
学生時代の頃のはお互いあんな感じだったと思うけど
交際始めると結構雰囲気がらっと変わるなあ、と打ち込みつつ思う
折角だしハスキーっぽい狼にしたい、わんわん。わおーん

>>永久保存
永久保存レベル…!?
……まあ、やっててもおかしくないなっていつも思います
オーソドックス(?)にチョコプレイですか、そうですか。
そっち側の思考回路が強いとどうにもならんすなあ(´◉◞౪◟◉`)



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