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雨に濡れた猫と君

Category: SS > お題SS  
13期お題SS6本目。
くろすの所のレオル君をお借りして。

お題サイト:花涙




【雨に濡れた猫と君】


ぱらぱらと落ちはじめた雫は軈て地面全てを色濃く染め
次第に強まる雫は吸いきれなくなった大地に波紋を広げ、大きな水溜りを作り上げた。

咥えていた煙草にパタパタとあたる雨のお蔭で味が悪い。

舌打ちを一つ。指に添えた煙草を水溜りに浸し鎮火作業。
すっと先を見据えた所で


「何してんだアイツ…」


心で呟いた筈の言葉が漏れた。
馴染みのある真紅の髪は雨でずぶ濡れ、全身を黒で覆うアレは
どう見てもレオルそのものだった。

国が変わっても時折遊びに来る事のあるコイツが此処に居る事に対して不思議はない。
傘をさしてない事も、あまり気には留めなかった。
俺とて傘をさしてないのだ、館に向かう道中降られたのだろう。


「レオル」
「…あ、」


にゃあ――…


その声に成程。と理解する。
猫好きのコイツらしい、雨に濡れた猫との戯れ。


「風邪ひくぞ」
「うん、でも」
「飼い猫、ではなさそうだな」


貧弱なその猫はか細い声で尚も鳴き続ける。


「…この子、このままだと」
「猫が1匹増えたとこで構わん、2匹揃って風呂に突っ込む」
「2匹って僕も入ってるの、それ」
「ほら、行くぞにゃんこ。ホットミルク位入れてやろう。いつもの蜂蜜でな」


むっ、と一瞬だけ眉を顰めたレオルがはぁ。とわざとらしい溜息を一つ。
抱き上げられた猫が『にゃぁ』と鳴いた

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