スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

おにぎりとおむすび

Category: SS > お題SS  
13期お題SS7本目。
狼牙志士隊の狼厳君をお借りして。

お題サイト:花涙




【おにぎりとおむすび】


彼が来るのなら、とシルヴィアが握ったのは一口で消えそうなおにぎり。
この巡り、恋人と共にオーラムへと旅立った彼は今用心棒をしているようだ。

『偶には顔出せよ』と告げれば『仕事がないときに伺うとしよう』と
何処に居ても変わらない狼厳の姿があった。

とはいえ――…オーラムで狼厳を見た時の衝撃は随分な物だったのだが

『シュヴァリエ様』と呼ばれた日にゃお互いトリハダものだ
黒服に身を包んだ彼は新鮮と言えば新鮮で
そう言えば以前セルヴィスとセリカがシェフを務めた晩餐会以来だったな、と思う。

久しく館に訪れた彼は『此処は変わらぬな』と笑った。


「狼厳さんいらっしゃ~い!何だかすっごく久しぶりな気がするっ!」
「…いらっしゃい、狼厳さん」
「おお、シルヴィア殿、シャル殿も元気そうでなによりだ」


茶におにぎりを頬張る狼厳の姿は相変わらずだ。


「うむ、シルヴィア殿の作る握り飯もよいものだな」
「婚前旅行は楽しめそうか?」
「こん…っ、婚前ではないぞ」
「…ん?もう婚姻は済んでたのか。なら祝いのひとつ必要だな」
「そ、そうではないのだ!組織の都合上、と言うもので」


言葉を濁した狼厳が一気に茶を飲み干す。
余程焦ったのか、と見てとれる反応に笑えば


「そういうシュヴァリエ殿こそ、そろそろどうなのだ…」
「俺にその話を振るのか?」
「偶には良いではないか、普段はうまくはぐらかされてしまうのだ」


おにぎりに手を伸ばした狼厳と珈琲に手を伸ばした俺。


「……おにぎりとおむすびと握り飯って何がちげぇんだろうな」
「はぐらかし方が雑過ぎではないか!?」
「ははっ、俺が納得できるような事を教えてくれたらその話題に付き合おう」


ぬぅ…と悩んだ狼厳はその後暫くおにぎりを握ったまま唸っていた

Newer Entryいやね

Older Entry雨に濡れた猫と君

Comments



« »

11 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

EmperoR(ID:1bun)

Author:EmperoR(ID:1bun)
部隊長:シュヴァリエ

カウンター
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。