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鳴り響く銃声

Category: SS > お題SS  
13期お題SS9本目。
ざっくの所のたーくんと再度。
たーくんのかっこいい所。

お題サイト:花涙






【鳴り響く銃声】


物音ひとつ立てず、じっと先を見据える彼の横顔は決して普段魅せる事のない顔
細められた眸と銃の引き金にかかる人差し指が僅かに反応を示した


パァン――…!!


彼にはあの鳥がスローモーションに見えているのだろうか
木々の隙間から飛び出した大きく翼を広げた鳥がバサリと音を立て地面に打ち付けられる。

確認もせずに、ふぅ――…と細く息を吐いたターヒルは
緩やかな動作で立ち上がり一つ伸びをした。


「さっすが」
「元々こういう生活してたからね」


普段通りに柔らかい表情へと変わった彼が仕留めた獲物に触れる。
僅かに眉を下げ『ごめんね』と呟いた彼はそのままそっと鳥を撫ぜた。


「…ターヒルらしいな」
「え?」
「いや、銃構えてる時は別人みたいな顔付きしてたのに、と思って」
「そ、そんなに違ったかな?」
「んーまぁ、普段の感じからは想像出来ねえ顔してたな」


横たわる獲物を麻袋に包み、立ち上がった彼がどこか照れたように頬を掻く。


「誰かに見られながらって結構緊張するね、失敗するかと思ったよ」
「その割しっかり仕留めてるじゃねえか、俺なら無理」
「シュヴァリエはコツさえ覚えたらさらっと出来ちゃいそうだよ」
「確実に撃ち落とす事考えたら…なぁ?」


その言葉に、ターヒルが『あー…』と何か思い当たる節があるように唸る。
フォロー出来る言葉が見つからないのか暫く唸った後


「くま…とか?」
「は?」
「ほら、鳥は難しいから大きい熊とかっ!」
「確かに大きいけれども」
「シュヴァリエなら出来るよっ!頑張ろう!」
「お…おう」


がしっ!と手を掴みぶんぶん振りながら、どこか目をキラつかせた彼は
間違いなく本気で言ってるんだろうな…そう思いつつ『そうだな』と頷いた。

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