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朝が夜を喰らい尽くしてしまう前に

Category: SS > お題SS  
13期お題SS10本目。
シュヴァとシルヴェ。
シルヴェは面倒見がいい。

お題サイト:ジャベリン






【朝が夜を喰らい尽くしてしまう前に】


窓際で銀髪が揺れた
グラスには飲みかけのワインとその横に銀の煙草ケース
中身は以前と変わらないメンソールの煙草で、俺の好きじゃないやつ


「お前さぁ、仮にも傭兵業してんだろ」
「そうだな」
「早寝早起き朝訓練!とかさ~」
「誰それ」
「シュヴァリエさんの話してんですけど」


ガキの頃から朝が苦手でとんでもなく寝起きが悪くて、寝癖も酷くて
寝る時は必ず右を向いて寝るとか、そんな小さな癖嫌という程覚えてる位長い付き合い。


「まぁ――…見えなかったし」
「何がーもう寝ろよマジで」
「月とか、星とか」


『あ』と小さく声を上げたシュヴァリエの視線の先


「もー…お前なんなのマジで…」
「いやーなんだろう、つーかお前もなんなの、説教ですか」
「説教もしますけど、俺今は家政夫だし、掃除してるの俺だしー」


指先を舐め少し乾かしてから床に落ちた灰に触れる。
綺麗な形を残して拾い上げた灰を灰皿にサヨナラして
グラスに残ってたワインを奪って飲み干した。


「帝国でさあ、たまに…月も星も見れるようになったよ、公園が出来た」
「へぇ…」
「今度行ってみなよ、予想以上だからさ~」
「んー…」
「聞いてんの~?」
「うん」


会話がこんな風に単調になったら眠い合図。
とんっ、と肩を押せばそのままベッドに転がったシュヴァリエが眸を閉じる。


「めんどくせー男だな~もう」
「お前に言われたくねぇ」
「あ、起きてた」
「……寝る、おやすみ、シルヴェ」
「おやすみ、シュヴァ」

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