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生きてゆくためにすてたもの

Category: SS > お題SS  
13期お題SS11本目。
自宅で。

個人的にはギャグ回のつもりでしたが

お題サイト:ジャベリン






【生きてゆくためにすてたもの】


気になる一文を見つけたシャルがじっと…視線を巡らせた。
その視線にいち早く気付いたのは目前で優雅にティータイムを楽しむジョゼットさん。
漸く仕事に区切りがついたのだと、暫くお休みを取るらしい。


「どうしたのだ?」
「ジョゼットさんは生きていく為に捨てたものってある?」
「また随分と唐突な事を聞くのだな、その書物の一文、か?」
「うん」


その問いに反応を示したのはシュヴァリエで『性別じゃね』と呟いた
ジョゼットさんがその言葉に振り返り、近くにあったクッションを放り投げる。
見事に顔面ヒットしたシュヴァリエはそのクッションを抱え


「この人は弟への愛情を捨ててます」
「…今のは自業自得だよ、シュヴァリエは、なんか捨てたの」
「脳の容量ではないか」


何事もなかったかのように珈琲を啜ったジョゼットさんが呟いた。
初めて会った時も思ったけれど、本当に似た者姉弟だと思う。

そんな2人にクスクス笑いながら花瓶に花を生けたシア姉さんに問う。


「シア姉さんは、何かある?」
「私~?う~ん………あっ!方向感覚じゃないかなっ!」
「それは生まれながら持ってなかったと思うぞ」
「シルヴィアには発信機か何かをつけねばならぬな…」
「大丈夫だよ~今はシアちゃん専属騎士の俺がいるから!ね~?」
「黙れド派手頭」
「酷くないっ!?」


シルヴェストルさんが加わってから更に賑やかになったなあ、と思う。
ごろりとソファーに倒れ込み、近くのクッションを引き寄せる


「で、そういうシャルはなんか捨てたのか」
「シュヴァリエは知ってる」
「…嗚呼、なるほど、ねぇ」


意味深に呟いたシュヴァリエの手が髪に触れる
緩く撫ぜるその手に目を閉じた僕に『そのうち拾ってこい』と呟いた。

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