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午前07:59のまどろみ

Category: SS > お題SS  
13期お題SS13本目。

13期のラストがこれでした。
ダグジョゼ。少し甘える事を覚えました。

お題サイト:夜鷹






【午前07:59のまどろみ】


酷く心地よい温もりで目が覚めた。
もう一度眠りに就きたくなるような、眠る彼の姿を見てみたいような

元より早起きなこの男ならば、既に目は覚めているのかもしれない。
気付かれぬよう、目を細め僅かに頭を動かせば骨ばった指がするりと髪を梳いた。


嗚呼、起きているのだな――…と確信する。


一定のテンポで緩やかに髪を梳く指先が冷えていた脳を溶かす。
胸元にすり寄れば、添えられていた筈の腕がぐっと腰を引き寄せた。

嗚呼、気付かれた。


「寝た振り下手な、お前」
「…」
「おー、それでも寝た振り決め込む気か」


トクン――…と脈打つ心臓辺りに額をぐり、と押し付ける。
アンドロイドの研究しかしていない男とは思えない程
がっしりとした身体が、腕が、指先がこれでもかという程熱を伝える。

趣味が筋トレなだけある。
研究者は皆細身の者が多い中、彼だけは昔からしっかりとした肉体をしていた。
着衣の上から見ても分かる程に


「…まだ寝ておる」
「んな寝言あるか」
「偶には、寝坊するのも良いのではないか」


その言葉に思案するように唸った男が、笑った気配を感じる。


「ジョゼット」
「なんだ」
「お前の言葉は遠回り過ぎる」


嗚呼、ばれた。


「もう少しこうしていたい。って素直に言えねぇのか?」
「腕が痺れておらぬのなら」
「そこまで貧弱な腕してねぇのは分かってると思うが?」


顎を捕えられ絡んだ視線が柔らかな空気を纏う。
コツン――…とぶつかった額はアツかった。


「……もう少し、このままで」
「仰せのままに」

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